こんどは同じロレーヌ地方のメッスという町のお話を。
メッスもナンシーと同じ、12月最初の日曜日にサン・ニコラを祝います。午後から夕刻にかけてサン・ニコラのパレードがあります。サン・ニコラはなぜかトラクターに引かれている(笑)子供たちは必至にサン・ニコラの車を追いかけています。
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サン・ニコラは子供たちに向けて飴を豆まきのようにばらまいていました。パレードの最後はサン・テティエンヌ大聖堂脇の広場です。ここにステージが用意されていて、サン・ニコラが子供たちに向かって「今年一年いい子にしてたかな~?」など声をかけてます。そしてみんなでサン・ニコラの歌(学校で習うそう)を合唱。ひとしきり盛り上がったあと、サン・ニコラは「ではまた来年!」と言って姿を消します。その後音と花火のスペクタクルが始まります。
ナンシーのスペクタクルに比べると規模的にはかなり小さいですが、打ち上げ花火がサン・テティエンヌ大聖堂のステンドガラスにガンガンぶつかって大丈夫なのかなぁ?と少し心配になりました。石の建物ですし、打ち上げ花火くらいでは火事にはならないでしょう。(笑)
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クリスマスといえばもうひとつ、クリスマスマーケットがあります。メッスで開催されるクリスマスマーケットは、フランス東部で行われるものの中でも大規模なものとして人気があるマーケットの1つです。絶えず新しいことに試み、伝統と斬新さを絶妙に組み合わせたクリスマスマーケットとして十数年前からその存在を認められています。マーケットでは約100のスタンドが立ち、サン・ルイ広場、サン・ジャック広場、ド・ゴール広場など場所ごとにテーマがあるそうです。左下写真はサン・ジャック広場で、ロシアのクリスマスがテーマなので、玉ねぎ屋根のスタンドが並んでいます。クリスマスマーケットでは、かわいらしく飾られたスタンドを眺めながらホットワインの飲んで冷えた身体を温めてください。
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メッスといえば、ステンドグラスとライトアップの町として知られています。ガラスの総面積を誇るものやロレーヌ地方で最古のものなど貴重なステンドグラスがあります。また、有名な近代アーティストが制作したモダンな作品もあります。中でもおすすめのは、サン・テティエンヌ大聖堂です。中に入ると高さ42メートルもある身廊の巨大さに圧倒されます。シャガールの平和を願いやわらかなタッチで描かれたステンドグラスをご覧いただけます。
サン・マキシマン教会では、詩人・画家のジャン・コクトーによるステンドグラスがあります。全体が青の濃淡でまとめられ、モチーフも聖人や聖書の物語でないコクトー独自の絵柄が見られます。
また、日が暮れるとメッスはもうひとつの顔を見せます。名所旧跡十数か所のモニュメントが美しくライトアップされ、ロマンティックな気分になります。
メッスに関しての情報はこちら。
写真すべて(C)ATOUT FRANCE JAPON
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